24Mar
消費税法の計算問題で問われることは、納付すべき消費税額です。これは、「預かった消費税額 ー 支払った消費税額 = 納付税額」で求められます。年明けから消費税法について色んな論点を学習してきた受験生は、学ぶ論点が多すぎて消化不良を起こす時期ですよね。そんなときは、いったん上に書いた超基本計算式に戻って考えてみましょう。
たとえば、調整対象固定資産の著しい変動の計算が分からない。計算式がややこしい。行き詰ったときは、もう一度基本に戻って考えてみましょう。要は、「支払った消費税額」を調整するためのものなのです。そこを思い出しながら、もう一度、基本教科書に戻って理解しなおすと、解決の糸口が見えスッキリ整理できると思います。
3月中に、税理士受験生にやってほしいことは、基本論点をもう一度丁寧に理解することと、自分の弱点を知ることです。自分の弱点には目を背けたくなるのが普通ですが、合格するためには、弱点つまり自分の苦手論点を知ることが重要です。自己分析して、弱点・苦手を知ったら、自己分析して合格するためにどんな対策を立てればよいか考えてください。こういった丁寧なアプローチから学び得たことは、将来必ず役に立つと思うのです。