2Jun

私はよくコーヒーや紅茶を飲むので、茶渋が歯につかないように定期的に歯医者さんに通い、歯のクリーニングをしてもらいます。私の通う歯医者さんは、私の学生時代の先輩が親の代から引き継いでやっています。長年のお付き合いだから行きやすいだけはなく、細部まで神経が行き届いているところが好きです。
たとえば、入口のドアは、透明なガラス張りの手動のドアなのですが、いつもピカピカに磨かれています。また室内に入るために玄関でスリッパに履き替えるのですが、そのスリッパは消毒するための収納ケースに収められていて一回ごとに自分で取り出して使います。病院全体が清潔感で溢れているのです。
先生にこの病院の好きなところを率直に褒めて伝えたら、「ウチは歯医者だから、やっぱり清潔感があったほうがいいでしょ? 患者さんが安心できると思って。」とのこと。いつも患者さんのことを考えてクリニックを運営しているから、いろんな所に癒しがあるんだなぁと改めて居心地の良さに浸ってしまいました。
いつもどおり無事に歯のクリーニングを終え、会計を済ませました。その時に領収書を受け取りますよね。消費税の勉強をしていると、こんなときにも「消費税ってどうなってるのだろう?」って領収書を隅々まで舐めるように見てしまいます。そうしたら、領収書の一番下の方にこんなことが書いてありました。
「※ 厚生労働省が定める診療報酬や薬価等には、医療機関等が仕入れ時に負担する消費税が反映されています。」
今回、私が受け取った領収書には消費税の欄はなかったのです。しかし、保険負担金額として計算された金額の中に、すでに消費税分が含まれていると注意書きがしてありました。つまり、消費税分はちゃんと上乗せされているっていうことです。
ちょっと意識してみるだけで、日常生活の中でも、消費税の仕組みを垣間見ることができて楽しいものです。