14Jul

税理士試験に合格した後、皆さんが税理士になったとき、クライアントからコンシェルジュとしての役割を求められるかも知れません。コンシェルジュとは、客の希望に応じてさまざまな提案や手配などをする係のことをいいます。(ちなみに、私が尊敬するコンシェルジュがいらっしゃるのは、日本橋タカシマヤさんです。)
クライアントのニーズや価値観が多様化した現在、どんなことを要求されるかは分かりません。何をやるべきか、どんなサービスを提供すればいいのかは、その時になってみないと分からないからです。
だから、今、自分にできることを一生懸命やって相手に尽くすしかない。そこで自分がパンクするほど相手に尽くすのはやりすぎだと思いますが、相手に尽くすことで、自分のキャパも分かるし自分にできることが何なのか、自分が得意なことは何なのか、など思考錯誤していくプロセスの中で学べることは多くあります。だから、相手に尽くす姿勢は大切にしたいと思うのです。
ところで、私は今朝、病院に行って来ました。そうしたら、病院の入口付近にこんな案内がありました。
ホスピタルコンシェルジュです。分からないことを何でも聞ける場が設けられていたのです。こんなサービスは今に始まったことではないし、もうだいぶ前からあるのだと思いますが、この病院は理念だけでなく実際にスタッフ方々全員が患者さんに対してこういう姿勢で接しているのを見て感動しました。
病院だけでなく、どんなサービスをするにもこういう姿勢が大切なのだとつくづく感じます。そして、一社会人として、分からないことは他人に聞くなり、そういう場を作るということを改めて教えられた気がします。