9Dec

皆さんもご存知のように、2019年10月1日から消費税率が10%へ引き上げられます。→ 国税庁サイト 消費税及び地方消費税の税率
財務省のサイトを見てみると、この消費税率の引き上げは日本の税制の抜本改革の柱となっていることが分かります。読んでいて、目を引いたのは「社会保障制度をこのまま維持していくことは困難・・・」という言葉です。そのくらい今の日本って危機的な状況なんだぁって素朴に思いました。
普段、何気なく暮らしていて、関東近県でも特別養護老人ホームや介護施設がどんどん建設されていたり、ちょっと風邪を引いたときに病院へ行くとディズニーラドのアトラクション並みの待ち時間だったりするのを見ると、お金のかかる分野っていうのはこういうところなのかしら?と感じてしまいます。
単に一面を垣間見ただけですが、社会保障という言葉は身近な生活圏の中で当てはめて考えると、つい、そのようなことを思い出してしまうのです。
消費税は身近な税金、そして、その使い道も身近な社会保障に充てられているのです。
だから、消費税の学習をするときには、受験勉強としての知識を身に付けることだけでは勿体ないですよ。納税義務者から納付された消費税が、社会保障制度の中でどうやって活かされているか?そんな視点をもって情報に触れていくと、きっと将来税理士になったときに、面白い話をする先生になっているんじゃないでしょうか?