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アフリカ「ルワンダ旅行」を振り返って

日本人にとってアフリカは、地理的にも心理的にも遠い国です。今回、私はアフリカのルワンダという国に行き、ルワンダを身近に感じるというより、全くの異文化に触れて、より日本人になって戻って来た気がします。

そして、決して豊かではない暮らしの中でも、幸せになろうと、豊かになろうと己を変え工夫し一生懸命に頑張る姿は、懐かしくもあり、どこか虚しさを感じはするものの、クリエイティブ・テンションを作るプロセスとしては非常に興味深いものがあるように感じます。

貧富の格差がある国で、貧しい農村部に行くから悲劇だけがあるのかと勝手な想像をするのは間違いで、良い面も悪い面も含めて、その土地ならではの暮らしを大切にしようとしているのです。もしかしたら、そのようにせざるを得ないから、そうしているだけなのかも知れませんが・・・。

たとえば、農村部に行けば、私たち観光客向けの農村の暮らしを体験できるゲストハウスを用意しています。そのようなビジネスの発想は、もちろん日本人が持ち込んだものであり、もともと地元の人たちにあったものではありませんでした。そもそもJICAが派遣する青年海外協力隊がきっかけで日本人との縁が生まれたものだからです。

それでも、最初はただ自分たちは貧しいからお金をもらう、援助を受けるのが当然というような習慣から、日本人などの外国人と接していく中で、少しずつ教育され自分たちを変えようとし、おもてなしの心を身に付けようとしています。おもてなしが満足にできれば、これは接客業といサービス業に発展していきます。

何もない農村の暮らしの中で豊かさを目指し、農業という第一次産業しか知らなかった人たちがサービス業という第三次産業を見よう見真似でやっているのです。それも、驚くほどの速さで、それらをモノにしようとしているのを目の当たりにして、これこそがクリエイティブ・テンションの原点ではないかと思ってしまった程です。

冷静に見れば、彼らがこれからどのような教育を受け、誰に師事し、何を目指し、どのように発展しようと奮闘しているのかを見届けることは、私たち日本人の戦後からの復興と高度経済成長、停滞、会社社会となってしまった日本の課題、そして、個性を尊重した生き方・暮らし方・働き方などが注目される現在までの歴史を一気に駆け足で振り返ることと似ているようにも思えます。

また、まともに考えれば、本当はかなりリスクの多い挑戦を彼らは成し遂げようとしているのかも知れません。しかし、その中で、私たち日本人が、特に自分たちが辿ってきた歴史を知らない若い世代の人たちが、自分のルーツを探り、己に向き合い、課題に気づき、それを社会問題の一つとして捉え、それらを解決するために何か行動を起こすのであれば、今のルワンダは非常に学べるものが多いように思います。

そして、彼らが幸せを大切にして、豊かさを目指し発展していく中で、何を選択したかは、私たち先進国で暮らす日本人に己の果たすべき役割を教えてくれます。

このようにモノを考えさせられる経験は、大変貴重なことです。

現実問題として、まだまだ解決できていないものも沢山あるものの、何かを目指し、自分を変えたいと思うすべての人にとって、静かに己に向き合うことのできる時間を与えられます。そして、その中で、自分らしさ、その人らしさ、その土地らしさなど個性を尊重した成長の仕方を改めて考えさせられるきっかけを得ます。

きっとそれは、これから皆さんも税理士として、あるいは一社会人として社会と関わって暮らしていく中で、相手をどのように育てていくか、自分がどのような関わり方をすべきか、自分のポジションをどのように作っていくか等、悩んだときにそれらを打開していくヒントになるかも知れません。

ルワンダと日本、そして、ご縁のあった方々のお幸せを心からお祈り申し上げます。そして、無事に帰国して自分の暮らしと仕事に戻ってこられたことに感謝しつつ、自分にもできる小さな貢献の仕方をこれから考えていこうと思っています。

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