4Apr

私はここ最近、毎朝、きれいに咲く桜を眺めながら通勤しています。この季節になって初めて、これも桜の木だったんだと気付くのです。それが楽しみで普段は、車や電車に乗って出かける距離でも、できるだけ歩いて行くようにしています。
歩いていたら、見つけました。桃の花も咲いているのを。夏になったら、美味しい桃の実がなります。
ところで、このような果物のなる木も減価償却資産であることをご存知ですか?
減価償却資産とは、法人税法にもその定義があり、法2条23項では「建物、構築物、機械及び装置、船舶、車両及び運搬具、工具、器具及び備品、鉱業権その他の資産で償却をすべきものとして政令で定めるものをいう。」とあります。
さらに政令を見てみると、第13条では「・・・棚卸資産、有価証券及び繰延資産以外の資産のうち次に掲げるもの(事業の用に供していないもの及び時の経過によりその価値の減少しないものを除く。)とする。」とあります。
続く、政令13条9項では「・・・桃樹、桜桃樹、びわ樹、くり樹、梅樹、柿樹・・・」
つまり、食べられる果実がなる木は「減価償却資産」なのですね。私はこれを知った時、とてもびっくりしました。まぁ、試験には出ないと思いますけれど、雑学として知っておくと面白いと思います。
さて、「桃栗三年柿八年」といわれるように、本物の知識や技術などを習得するには時間がかかります。また、それらの経験も、相当の時間をかけて熟成されてきたときに、その人ならではの持ち味が醸し出されます。
4月に入ってせわしない日々が続きますが、そのことを心の片隅において、ゆっくり急いで毎日を充実させたいものです。