6Jun

今日は、受験用語と実務用語の違いのお話です。
消費税法を学習している受験生であれば、「取引分類を行う」と言えば、問題文を読んで課税取引・非課税取引・免税取引・不課税取引に区分することだということは、すぐに分かると思います。
ただし、実務ではこのように取引を判断して消費税がかかるものと、消費税がかからないものとに分類することを「課否判定を行う」と言います。消費税の専門的な知識がない人でも、このような情報サイトを参考にすれば実務で間違いなく判断できるでしょう。→ http://tool.yurikago.net/41/tool/
また、手元に1冊参考書代わりになるようなものを置いて、それをベースに経験を積みながら自分の知識を広げていってもよいと思います。
好みもありますが、私はどんな分野でも最初に基本となる本を買って読んで、そのとおりにやってみて、それからネットで検索したり詳しい人に聞いたりしながら広げていくタイプですね。
消費税法は実学なので、消費税法の学習を通して学んだ知識はそのまま実務で役立ちます。けれど、受験上、よく使われている用語と実務で使われている用語は、時として違うこともあります。内容は同じでも慣習として使われている言葉の違いがあるということを念頭に置いて柔軟に対応していきましょう。
何事も「臨機応変」。本試験の最中にも、これまでの詰め込んできた知識だけに頼らず、その場で臨機応変に判断できるといいですね。