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人前で上手に話せるようになるには

人前で上手に話すにも、やはり準備、具体的には、シミュレーションが大切だと思います。誰をターゲットに何を伝えたいかを考えて、事前に頭の中でシミュレーションしておくのです。

私は要領があまりよくなかったので、社会人になりたての頃は、自己紹介など初めて会う人の前で話をすることが苦手でした。自分は観客の中の一人という意識が強く、皆が自分の方を向いているという想定外の緊張感のためパニックになり何を話していいかさえ分からなかったくらいです。

今は話すことや説明することも私の仕事の一部になっていますが、当時はそんなものでした。だから、人前で話せない人の気持ちがよく分かるのです。だいたい人前で話せない人というのは、特に話したいこともなかったりしませんか? 私はそうでした。特に自己主張することもなかったし、名前と顔なんて徐々に親しくなって覚えてもらえればいいや、くらいの感覚でしたから。

当時の頃を思い出すと、観客の中の一人である自分は、意外と冷静に周りを見ていて、話すのが上手そう、少なくとも目立つ人は、皆、自己主張が強いのだなぁと思っていました。どういう部分を主張しているかを見ていると、その人がどういう人かが自然と分かるようになってきて、「人」への対応の仕方や誉め方などもだんだん知るようになってきました。

そんなある日。仕事でセミナーの司会を依頼されました。司会をやった経験など全くないし、人前で話すことに苦手意識を感じていたのですが、相手は「人」です。司会者が話すべきマニュアルもすでに用意されていましたので、ここは「人」をこれまでとは違う角度、つまり、壇上から見るのにいい機会になるし、自分の経験にもなるだろうと思ってお引き受けしたのです。

初めてのことでしたので、かなり準備しました。挨拶の仕方は、鏡を見ながらお辞儀をしたりして練習しました。マニュアルを読みながら、司会者のセリフを言うときには、自分の声を録音して聴きずらいところがないかどうかチェックしました。服選びもデパートの店員さんに相談するなどして慎重に行いました。先輩に頼んでリハーサルに付き合ってもらったりしました。そのほか喉の渇きをこまめに潤すため、お水を手元に用意しておくことを思い付いたりしました。セリフに抑揚を付けて盛り上げていく方法も試しました。思いつく限りの準備をしてセミナーに司会者として臨みました。

終わったら、観客の皆様から拍手をいただき、同じ仕事場の先輩から「上手くできたね。」と言われて、自分でやり切ったという達成感を生まれて初めて味わうことができ、人前で話すのが苦手という苦手意識を克服できたような気がします。

ただ、誉められたということではなく、そのために色々と考えて準備して何度も練習して試行錯誤して作り上げたものが自分のイメージに近づいた形で表現できたからだと思います。

少しでも自信がつくと、人は表情が明るくなります。表情が明るくなると、声も明るくなり印象が良くなります。そうすると、プラスの循環が生まれ、突然、人前で話さなければならない場面に遭遇しても、頭の中で簡単に作文して一呼吸おいて表情を整えてから話すことができるようになります。

これらはすべて私の実体験から学んだことです。勘違いして欲しくないのは、私が初めから人前で話すのが得意なわけではなかった、ということです。すべて努力と練習によって身に付けたスキルです。

だから、もし、受験生の皆さんの中で、人前で話すのが苦手だという意識をお持ちの方がいらしても、貴方がこの先もずっと苦手で居続けるわけではない、ということに気付いて欲しいです。何かのきっかけでやらなければならないこともあります。特に、税理士になったらクライアントに何かを説明しなければならない立場になります。

そのときに、かつて苦手だったものが克服できて普通→普通より少し得意、というように自己成長を遂げていく場面を思い描いていただければ良いと思います。

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