30Jul

その状況の真っただ中にいる人にとっては、自分の置かれている状況を冷静に把握するのは難しいことだと思います。「あのときは、ああだった。」「あのとき、もっとこうすればよかった。」という考えや情感などは、常に後から自分の中に生まれてくるものだからです。
税理士試験もきっと同じです。今年、受験する人は、本試験を目前に控え、自分がどういう状況の中に置かれているのか、冷静に把握できる余裕なんてないのが普通ですよね。
でも、税理士試験というのは、通常、何年間かかかるもの。だから、毎年の受験経験が次の年の受験対策に活かせたりするのが良いところなのですね。これは、おそらく他の国家試験では味わうことのできない醍醐味だと思うのです。
ですから、今年、税理士試験を初めて受験される方は、特に「試験直前の自分のこと」をそのまんま、どこかに書き留めておくなり何かの形で残しておくといいでしょう。そして、そんな自分がどのように状況を好転させることが出来たか、どのようにチャンスを掴んでモノにしていったかに関心を持って後から分析して欲しいのです。
それが素晴らしい経験値になり、これからの人生のさまざまな場面で使える本当の知恵になってくるでしょう。
少し前の記事ですが、「高校野球の指導者の哲学」についてまとめられた記事を読んだことがあります。なるほどーって思うことも沢山あって、結構参考になることもあります。よかったら休憩時に目を通してみてくださいね。→ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO90169810V00C15A8000000/
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