2Jun

「差別用語」というのがあり、それらの言葉は偏見を生み、人々を混乱させるリスクがあります。私も常日頃から肝に銘じていることですが、やはり社会と関わって生きていく中で、言葉の使い方には注意したいものです。
ところで、目が見えない人のことを「盲人」という言葉がありますが、歴史を振り返れば、目が見えなくても偉大な人は多いです。
例えば、ヘレン・ケラー。私は、彼女の伝記を小学生のときに読みました。私は子供だったので、本を読んだあと、試しに、目をつぶって廊下を歩きましたが、2~3歩くらいしか前へ進めなかったのを覚えています。こういう人が偉業を成し遂げたなんて、すごいって思いました。
塙保己一という日本の国学者もいます。これも、私は小学生の時に郷土かるたを練習していて知った人です。目が見えなくても”心”で学んでいたのですね。
他にも数え切れないほど偉大な人がいらっしゃいます。私は自分の小ささが恥ずかしくなることもありますが、最近、つくづく思うのは、困難なことの裏側には必ず良いことがあり、不幸に見えてたことが後々訪れる幸せの入口だったり、嫌なことがあっても必ずそれを上回る良いことがある、ということです。
その時には気付かないかも知れません。でも、必ず帳尻があっているものです。困ったことや大変なことがあったから、助けてくれる人に出会い育てられたり、人として絆が深まることってあるじゃないですか。
今の時代も、コロナ騒動で窮屈な生活を強いられている方も少なくないと思いますが、視点を変えれば、それ以上の良いことや将来の可能性を切り開いて行くものに気付くと思います。
さて、最後に消費税法に関してちょっとしたニュースを取り上げてみます。
昨今の税制改正で、消費税法についても施行令の一部について、「盲人」の表現が使われなくなりました。今後は、「視覚障害者」という用語で表現されることになります。法令用語は正確に使わないと、試験対策上は不利になりますので、気を付けてくださいね。「消費税法施行令等の一部を改正する政令新旧対照表」を一部抜粋してシェアします。興味のある方は、ハマり過ぎない程度に原文を読んでみてはいかがでしょうか。