4Dec

夏の試験が終わってから、税理士試験から少し遠ざかっていた受験生にとっても、12月に入ると合格発表が気になってきますよね。
今年の合格発表日は12月18日(金)と国税庁より公表されていますので、あと約2週間くらいですね。どういうふうに待っていたらいいか、落ち着かない日々を過ごしていらっしゃる受験生のために、一言アドバイスをしてみたいと思います。よかったら参考にしてみてくださいね。
まず、今、仕事を持っていて忙しいという方は、頭の片隅で税理士試験のことが気になっているとは思いますが、目の前の仕事に集中した方がいいでしょう。税理士試験は、”結果”が5ヶ月後くらいに送られてくるので、今の実力ではないんです。過去の”結果”を自分の変えることは出来ないのだから、その”結果”を受けて、将来の”結果”を自分の力で作っていくため、今は今やるべきことに集中すべきです。
また、他の科目の受験勉強をしているという方は、いったん、そちらの方へ集中してください。中途半端に色んな科目に手を出すよりも、一つ軸を作ってから、次の科目へ進んだ方がいいと思います。消費税法は学習の仕方によっては、後から追い上げることも可能なので、今の時期であれば、簿記論や財務諸表論、法人税法、所得税法などボリュームの多い科目に軸を置いておくのも賢い戦略の一つだと思いますよ。
次に、今年、受験した方で、税理士試験後も消費税法の勉強を続けてきたという方は、相当実力が付いてきていると思います。たとえ、アウトプットのテストの点数はイマイチ伸びないという方も、目には見えていないだけで確実に実力が付いてきていますので、自信を持ちましょう。その上で、時間的なことも含めて、自分にまだ余裕がありそうという場合は、他の科目を並行して勉強してみることをオススメします。
今年の夏の税理士試験を終えて、初めて消費税法を学習してきた方は、だいたい9月から学習を始めて12月までの約4ヶ月で、一通りの基礎を学習してきたはずです。初めて学習する科目はどれも同じ感覚になるのですが、「もういっぱいいっぱいで無理!」と思うことも多いでしょう。それが普通なのです。そういうときは、いったん難しい問題は解かなくてもいいです。簡単な一番基本的な問題だけをチョイスして解く”習慣”を続けてみてください。
そうやって、自分の置かれた状況や立場、環境によって、今できることを頑張ってやってみてください。意味のない不安に取りつかれるより、一歩でも二歩でも前に進んでいるはずです。
そして、気分転換する時間を作ったり、自分なりにモチベーションを維持できる方法を見つけたりしながら、自分なりのライフスタイルの中で学習する習慣を身に付けられるようにしましょう。それが一番の合格への近道になると思いますよ。(^^)/